美肌への基礎知識
肌のしくみ
■乾燥や外界からの刺激物質などから守ってくれるのが角質層です。
厚さ0.02mmという薄さながら、私達の体を乾燥やアレルゲン、刺激物質等から防御してくれる大切な部分です。皮膚表面のひび割れはお肌の赤信号だと言えます。
■角質層は3つの成分がバリア機能を作りあげています。
1.皮脂膜
皮脂腺から分泌された皮脂と表皮から作られた表皮性脂質と汗腺から分泌された汗とが混じり合ったものが、皮脂膜です。
皮脂膜は皮膚表面を覆うことで水分の蒸発を防いでいます。
洗顔料などで洗顔するとこの皮脂膜は洗い流されてしまいます。すると外界からの刺激物質が直接、角質層に影響を与え、また外気の乾燥などから水分が蒸発することにより、ツッパリ感を感じるわけです。
洗い流された皮脂膜が再び形成されるのに、数時間がかかるといわれています。そこで補うのがスキンケア商品(基礎化粧品)の役割となるわけです。
2.角質間細胞脂質(セラミド)
層状に重なる角質細胞の隙間をうめ糊のようにつなぎあわせる働きがあります。
主成分はセラミドといい、セラミド自体にも水分保持の役割があるのですが、天然保湿因子(NMF)を抱え込むことでより水分を保持し、角質細胞を層状につなぎとめていることで、肌表面はなめらかとなり、水分の蒸発を防ぐことができるのです。また、外界からの刺激物質の侵入を防ぐ働きもあり、バリアゾーンの要になります。
3.天然保湿因子(NMF)
NMFの主成分はアミノ酸類や尿素、クエン酸塩などで、これらの成分は水分との吸着性が強く水分を保持したら手放さないという性質を持っています。このNMFが角質層に存在するために、角質層は水分を吸収することができるのです。肌の保湿の要はこのNMFの吸水力にあります。
肌質について
肌質を決定づける要因は、角質層に含まれている水分量と皮脂腺から分泌されて、肌の表面を覆っている皮脂の量です。
一般的に、肌質のタイプは大きく分類すると、「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」「敏感肌」の5種類に分けられます。但し、医学的には「敏感肌」という肌タイプはないそうです。「敏感肌」だという人のほとんどは「乾燥肌」だと考えられます。
乾燥肌の場合、角質層の水分量も皮脂量も少ないため、外界からの様々な刺激物質から皮膚を守るバリア機能が低下しています。そのため、石油系化粧品、洗顔料、紫外線、排気ガスなど物理的な刺激などに影響を受けやすく、肌トラブルを起こしやすい肌質と言えます。又、アトピー性皮膚炎に代表されるように、アレルギー素因を持っている人には乾燥肌という方がほとんどです。
5種類の肌タイプ
- 普通肌
角質層に含まれている水分量と皮脂腺から分泌される皮脂が適正にあり、ツヤやハリがあるお肌です。ニキビなどのトラブルもほとんどなく、洗顔後につっぱることもあまりない健康な肌質といえます。
- 乾燥肌
NMFや細胞間脂質の働きが低下しているため水分量が少なく、皮脂量も少ない、潤いのない乾いたお肌です。キメは乱れがちで進行がすすむと粉をふいたような状態になります。
- 脂性肌
皮脂分泌が盛んで、とてもあぶらっぽいお肌です。キメは荒く、ニキビ、吹き出物ができやすいお肌です。
- 混合肌
お顔のTゾーンはあぶらっぽいのに、目や口のまわりは乾燥するなど、部分的に肌質が異なるお肌です。今現在、女性の多くはこの肌質がとても多いと言われています。
- 敏感肌
外界からの様々な刺激物質の影響に過敏に反応してしまうお肌です。
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